またしても備忘録的に。事態が収束する事を心から願って。事態がこのまま収束に向かって、責任論の方向へと話が進んだ場合の推測。原発が仮に爆発して東日本全体が汚染物質に包まれる場合はそれどころではないと思うので。
責任の所在→ 政府?東電?その前に、国民。
おおまかに、
一番の責任の所在は国民。東電のずさんな管理体制、および原発利権にまみれた政府機関のズブズブのチェック体制、それを主導してきた自民党、事態を悪化させた民主党、事態を隠匿し続ける政府、マスコミ、等様々な要因があり、批判する事はできる。が、これらの体制は全て国民が支持し、認容し、国の原子力政策を認め(原子力という危険な代物を理解せず)、原子力賠償法などの法律を定め(東電のような)民間企業による原子力事業を活発化させ、原子力から生み出される電気を消費してきたのは国民そのものである。つまり国民一人一人にその責任はある。自分も原子力の危険性をここまで知らずに何となく大丈夫なのであろうという非常に危険な考えのもと、様々な事を認容してきた国民の一人である事を反省したい。今回の結果、東電を完全悪に仕立て上げ、全ては東電のズサンな管理体制が悪かった、という結論にしてしまうのなら今後の日本は何も変わらない。しっかりと国民一人一人が国の根幹を成すべき事柄(例えば、エネルギー問題)についてはその意味とリスクを理解した上で、国民が管理・選択していかなければならないと改めて思う。
今後は?
世論では完全に東電は許されないであろう。生き残るか、多額の賠償を支払えず、債務超過になって破綻してから再スタートするか、国有化されるか。キーポイントは東電の賠償金額。これは原子力賠償法の解釈による。つまり天災と認定されれば東電は賠償の責任を負わない。つまり国(民)が負う。これらが裁判所で争われた場合、日本の裁判所は過去の例から見て、世論に同調したトンデモ判決を出す傾向が強く(ホリエモンやスティールパートナーズの買収案件を見ていれば明らか)、今回の事例でも明らかに世論に沿い、かなり東電に不利な判決が出ると予想。そのまま倒産→国営化Or再生の道を進む事になるか。原子力政策についても、日本では新規原発はもう無理ではないかと予想。単純に、今回の事件を通して国民はいかに原子力が怖いものかを知り、数十年の計画で、原発を撤廃する方向へ行くのではないか。政情に関しては疎いので何とも言えないが、さすがの国民もこれ以上この危険な政権に任せておく事は望まないのではないだろうか。
以上、全ては無事に事態が収束した場合。未だ福島原発では放射性物質ダダ漏れであるので、事態がどうなるかは全く予想できない。上記は一つの希望的観測に過ぎないという事である。
日本の皆さん、特に関東の皆さん、頑張ってください。本ブログの読者の中で、被災者の方がいたとしたら、心からお悔やみ申し上げます。同胞の痛みを心から感じています。自分の帰るべき場所、日本が今まで通りの平和で、素晴らしい国であり続ける事を心から願っています。
最後は某天罰ジジィみたいな感じになってしまいましたが、本気で毎日心配しています。