去る10月12日、新潟で行われた「新潟POPY杯」でVF業界が大いに盛り上がる中、東京・渋谷でも、とある企画が開催された。その名も「明るい農村杯」。若干なりともネーミングのインパクトにおいては勝っているという自負がある。農村とはかけ離れたシティ・ジャングル、SHIBUYAにて行われたその奇想天外な大会の様子は参加者達の高尚なるブログにて克明に記されているので興味のある方は是非以下のレポートをご覧になり、遠慮なく辛辣なるコメントを残してもらいたい。
主催者・
林JF乱太氏ブログ
主賓・
カルティカ/華氏のブログ
JODによるJOD
ブログ
北漁師(44)によるVF
手記
また、今回のメインイベントは実のところ、明るい農村杯というカモフラージュこそあれど、カルティカさん(LE6段)と華さん(VA3段)の入籍を祝うサプライズイベントであった。VFを通して知り合った友人同士が結婚する。決して旧知の仲ではない、でも私達に何か出来る事はないのだろうか、そんな漠然とした思いからスタートし、模索し、苦悩し、
途中怪我人まで出るというハプニングもあったが、何とか無事に終了した。
というわけで、当日の様子は他の
頭脳明晰なる上記のブロガー達に一任するとして、本ブログでは主に裏側からの視点でレポートする事にしよう。
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第0部 恋心の予感
都内某日。農村杯裏メイン企画のための打ち合わせが「さくら水産銀座店」にて開かれた。VFを目的とした男達がこの日だけはVF禁止という縛りがかかる。事前に水面下で協力してもらうメンバーにはメーリスの招待をしてあり、準備万端であった。が、唯一ヤーチケさん(a.k.aヤーギレさん)のみメールアドレスが解らず、連絡が付かず。そこで、当日有楽町モンタナでプレイしているヤーチケさんをそのまま戦場からピックアップして強制連行する、というまるで
プライベート・ライアンのような強行作戦が浮上。しかしながら、この
プライベート・ヤーチケ作戦であるが、実行の直前にて林JFがVF検索すると当の主賓である巨悪ことカルティカ(レイフェイ・6段)が既にモンタナでプレイしており、K氏にバレずにヤーチケさんのみを連れ出す事は困難を極める事に。結局のところ、ヤーチケさん確保は不可能と判断し、当初の5名(JF・P・全・た・私)にて打ち合わせを行ったのであった。
一皿50円の魚肉ソーセージと共に、延々と打ち合わせは続いた。聡明なる読者諸兄の事なので既にお察しの事であろうが、実の所これは単に打ち合わせという名の飲み会なのである。年頃のオヤジと若者と乙女が集えば盛り上がらない筈がない。打ち合わせを5分しては30分脱線し、5分戻っては脱線し。挙句の果てにチャック全開君なんかはうら若き乙女が隣に座っていたのが原因か、舌まで舞い上がってしまったようで、魚肉ソーセージがめちゃくウマいとか言い出す始末。何とか企画の大筋は決め、コンセプトは「嫁ヘブンズゲートに昇格」という事に。
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第1部 明るい農村杯~突然のメガネ襲来~
そして当日。HLS渋谷にて農村杯を行おうとするも、緊急事態発生。詳しくは林JFブログにもあるのだが、突如として
メガネ店員が来襲。最速で主催者は誰かと聞いてくるので林氏が名乗りを上げると・・・・
「ただちに解散してください。」
あまりにも言い草が酷いというのと、そもそもの理由を聞いてみたら凄く曖昧な基準であるにもかかわらず、なんでそんな杓子定規にこの
メガネは行動しているのか、誰のために
メガネはそこまで頑張るのか、一体全体その
メガネはドコで買ったものなのか、とっても興味深かったのであるが、それ以降何を聞いても、
「ただちに解散してください。」
しか言わなくなってしまったのである。しかも、もう何を話しても完全に村人A状態なので、その場は適当に返事をしてどうするか作戦を練っている最中にも
1分おきにメガネが出現し、
「ただちに解散してください。」
私がもしもサラリーマンでなかったならば、もしも私が悪評などものともしないカナダ人のプロレスラーであったならば、間違いなくクイックショルダーをブチかましていた事であろう。今頃
メガネだけがHLS渋谷のターミナルにまだ貼り付いていたかもしれない。兎にも角にもチームとキャラのクジ引きだけを済ませてCLUB SEGA渋谷に移動する事に。
また、この農村杯のルールは各自キャラを選べず、クジ引きによって決めるというルールなのであるが、そもそもこの企画を提唱したのは某フェルナンディオ氏であった。そして大張り切りの同氏が引いたキャラは葵であり、どうやら未経験の模様。もう全員移動するというにも関わらず、一人VF技表を片手に葵を練習している同氏。見るに見かねた天使氏とチャック氏が同氏を注意し、ようやく筐体から引き剥がす事に成功したのであった。賢明なる読者諸兄、この部分は重要な伏線なので出来れば憶えておいてほしい。
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第1.5部 KYラウ登場
HLS渋谷を追い出された我々は、CLUB SEGAでも同じ事になってしまうかもしれない。我々はセンター街のど真ん中(クラブセガの入り口)で10分ほど作戦会議をした(約25人)。結果としては、大会風味を出さずに、観光風味で(出来れば
台湾人観光客を装って)行くしか道はないという事で25人で突入。結果として、どうやっても目立ちまくり、アッという間に
店員にマークされてしまった。そんな中あくまで観光風味を装って農村杯がスタートしたのであった。
すると、事は起こったのであった。突如として店内放送のマイクのスイッチが入る。我々の頭にHLS渋谷でのメガネ襲来の悪夢がよぎる。ついにここまでか。やはりSEGAは厳しいのか・・・。と諦めかけたその時、店内放送は聞こえてきた。
「さーここで投げを抜けたぁぁ!サラ2本とってリーチ!!果たして1P側サラの連勝を止められるのか!」
何と、追い出されるどころか、
店内実況が始まってしまったのである。ビクビクしていた観光客風味の我々は一転して盛り上がってしまい、クラブセガ渋谷の寛大なる措置には全員が脱帽したのであった。が、そんな盛りあがりムードもとあるKYラウによって盛り下がっていったのであった。以下が結果である。
青春チーム 12 VS 3 農村チーム
北(ブレイズ) ○(3-2)× 神楽坂ウルフ(レイ)
北(ブレイズ) ×(0-3)○ ヤーチケ(サラ)
珠美(リオン) ○(3-0)× ヤーチケ(サラ)
珠美(リオン) ×(2-3)○ チャック全開君(ジェフ10段)
天使(ラウ) ○(3-2)× チャック全開君(ジェフ10段)
天使(ラウ) ○(3-0)× さらら(シュン)
天使(ラウ) ○(3-0)× 弐代目黒チョコ(アキラ)
天使(ラウ) ○(3-0)× カルティカ(ブラッド9段)
天使(ラウ) ○(3-0)× 華(カゲ)
天使(ラウ) ○(3-2)× バーチャロウ(アイリーン)
天使(ラウ) ○(3-2)× アッキー(パイ)
天使(ラウ) ○(3-0)× 面白山(リオン)
天使(ラウ) ○(3-0)× オアダイ(ジャン)
天使(ラウ) ×(2-3)○ マクラざっき(タカアラシ)
丸投げ(ベネ) ○(3-2)× マクラざっき(タカアラシ)
つまりは、天使ラウが破竹の8連勝をブチかまし、そのままメインキャラを引き当てた丸投げ氏によってアッという間に終了してしまったのであった。ここで思い出して欲しい。本大会のルールまで発案・企画し、大ハッスルの男がいた事を。葵を嬉しそうに
やったことないっすよーとか言いながら練習しまくっていた男がいた事を。
肩を温めたフェルナンディオ氏、出番来ず
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第2部 ウェディングパーティーの横で二人の距離は急接近
人生経験上、最初で最後かもしれない。まさか青春で結婚を祝う事になろうとは。このメインイベントの詳細な記述(ケーキ~賞状~VF関白宣言~VFジェスチャーゲーム等)は文才溢れる林JF乱太氏や、主賓であるK氏のブログに一任するとして、私は細かい点を箇条書きで挙げていこう。
①名古屋発・つけ味噌の大不発
先日のエントリーにて私が名古屋にて味噌カツが微妙であったという事を述べた事に
怒り心頭の林JF先輩がまさかの名古屋で購入した付け味噌を持参。なんと青春で供されるフライドポテト、生野菜スティック、から揚げ等を各テーブルを周回しながら強制的につけ味噌味にしていく。これがとんだ不評であり、「確かに不味くはないけれど、青春のマヨネーズ・ごま油醤油のほうがはるかに旨い」という結果になっていた。挙句の果てに皆が出た後、忘れ物の一つとしてこのソースが残っていた事は言うまでもない。
②称号たるもの、人前で歌えなくてどうする。
とかいう意味不明な話になり、称号から店内付属のカラオケで歌わなければならないという非常に
ご機嫌な展開に。チャック全開君を皮切りに、天使のブラ、カルティカ&フェルナンディオがその美声を披露し、会場は大いに盛り上がったのであった。
③ウェディングケーキを箸でバックンバックン食べる嫁
これはもう圧巻。これ以上幸せな事はありません。見ているこちらが幸せになりました。元気になられて何よりであります。
④VFジェスチャーゲーム、JOD(43)vs北(44)
前のスペースだけでは足りなかったらしく、JOD氏(43)、
トイレのドアを開けてトイレから助走をつけてきて突進し、北氏(44)にトーキックスプラッシュマウンテンをする。一同、震え上がる。
⑤ボディータッチはノーガード
同じくVFジェスチャーゲームをして場を盛り上げるチャック全開君と珠未さん。なんと心もノーガードになってしまった全開君。二人の距離が0になった瞬間である。
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第3部 夢のエアー・ホッケー対決
メインイベントであるRN争奪戦も終わり、野試合が続く中、発案者であるチャック全開君と私で、カードを立てかけたエアーホッケー対決を検証することに。何故か一緒に付いて来てしまったヤーチケさんもおもむろに財布を取り出し、VFカードを取り出す。完全に酔っ払いである。1対2のバトルロワイヤル方式に!!
当初はゴールのところにVFカードを立てかけて、必死でそこを守るというコンセプトであったのだが、事態はトンデモない方向へと向かっていった。
これは今思い出しても笑い転げるレベルなのだが、しばらく必死に自分のカードを守りながらエアーホッケーをしていると、いつのまにか倒れた
ヤーチケさんのジャンカード(2段)が静電気に乗っかってフワーーっとこっちに流れて来たのである。もうその様子が滑稽で滑稽で面白く、いつのまにか
球がヤーチケさんのジャンカード(2段)になっているという荒唐無稽ぶり。しばらくすると、いつのまにやら私のウルフカード(3段)とチャック全開君のサラカード(7段)も倒れてフィールドに漂ってしまい、もうとんでもない乱戦状態。必死で自分のカードを死守しながらも相手のカードを打ち込む。これはもう同段戦どころの騒ぎではない。まさに生死を賭けた戦いなのである!
結果、ヤーチケジャン(2段) 面白山ウルフ(3段) チャック全開サラ(7段)、仲良く渋谷CLUB SEGAのエアーホッケーに全て呑み込まれてしまったのだった。
賢明なる読者諸兄に是非とも一つだけお願いしたい。今後もしCLUB SEGA渋谷に立ち寄る事があれば、エアーホッケーの台を通る際は黙祷を捧げて欲しい。
尊い3つの犠牲がそこには
未だに眠っているのだ。よろしければ一回プレイしてみて欲しい。もしかしたらポロっと球が出てくる出口から私の
ご機嫌なウルフが顔を覗かせるかもしれない。いやーこれはとても皆さんにはおススメできないという結論になり、我々だけの思い出に残しておくこととした。
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第4部 そして二人の時間は0フレに
その後、もう賢明なる読者諸兄はお気づきの事だろう、ハッピーウェディングに影響されたチャッ○全○君と珠○さんは、渋谷のラーメン屋へとフッと消えていったのであった。
私はその後の展開を聞くような野暮な男ではないので、特にその件については知らないのであるが、その後深夜にチャック全開君に電話をしたところ、何やら興奮冷めやらぬ様子であった事は頭脳明晰なる読者諸兄には容易に想像できるであろう。
四代目・嫁雷太鼓挟み打ち天地陰陽の誕生も意外に近そうである。
完
P.S 私の中でこの日のもう一人のMVPは滝さんであります。あのタイミングできて、会費をもらってしまい、本当に申し訳ないです。あと、華さん、カルティカさん本当におめでとうございました。